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庭劇団ペニノ『地獄谷温泉 無明ノ宿』

庭劇団ペニノ「地獄谷温泉 無明ノ宿」

神奈川・神奈川芸術劇場大ホール 

2017年11月04日(土)~11月12日(日)

 

あらすじ

「むごいもんだろ。さわってみるか?」

都会から遠く離れた山里にある、名もない湯治宿。そこで人形師の親子が出会う、孤独な人々。一夜のうちに湧きだすのは、どれほど深い欲望か。地獄の名を持つ貧しい秘湯に、いま、鮮烈な光が照らされる。第60回岸田國士戯曲賞を受賞した、庭劇団ペニノ代表作の国内最終公演。

 

 

ペニノの作品は静岡で行われるふじのくに せかい演劇祭2017で『MOON』という作品を見ている。観客300人全員フルフェイスヘルメットを被って誰が誰だかわからない状態でみんなで舞台を作って行く作品。小人症の人達を使って現実感を無くし、みなで月を旅してそこから地球を見る、ふつうでは体験できないことをした。

 

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こんな感じに。笑

これが舞台芸術劇場に300人うじゃうじゃいるという。

 

 

以上のようにペニノに初めて触れたのが『MOON』なので普通の舞台でやるものはどんなものなのか気になっていた。今回の『地獄谷温泉 無明ノ宿』は見て疲れた。不思議となんか怖くなった。光がもはや照明じゃなくて自然光のようで非常に良かった。舞台美術は作り込まれていて現実なのかと錯覚するほど。あと温泉に入るシーン、男性も女性も全く隠す気がなくて覚悟を感じる。以下自分の考えを述べたいと思う。

 

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人里離れた山奥の宿にはなんらか欠けた人がいて倉田親子はそれらに巻き込まれて行く。三助が百福に、松尾が一郎に興味を持ったのはそれぞれがないものに惹かれてるのではないか。三助だったら喋れないから見ること、視覚に訴えるものとして百福の見た目、しゃべり方に強く興味を持っている。また松尾は目がよく見えないので、一郎の闇の部分を心で見ようとしている。一郎は母親がおらず学校に行かずに父である百福の人形芝居の手伝いをしていた。そしてもう気がつけば55歳になっていた。あの鬱々とした雰囲気はそこから出ているものなのだろう。人形芝居の肝である百福が可愛がるその人形は頭でっかちで手が妙にでかいものだった。どこかで見たことあるなと思ったらホムンクルスとほぼ同じものであることが分かった。

 

ホムンクルスラテン語:Homunculus:小人の意)とは、ヨーロッパの錬金術師が作り出す人造人間、及び作り出す技術のことである。

ホムンクルスは、生まれながらにしてあらゆる知識を身に付けているという。また一説によるとホムンクルスはフラスコ内でしか生存できないという。

(Wikipediaより)

 著作権怖いんで画像は調べて見てください。太字の部分の通り、フラスコ内でしか生存できない。これは暗に一郎のことを指している気がする。母もおらず学校にも行かず、父だけを頼りに生きてきた一郎と似ているのではないか。

 

 

 

 

最近、良い舞台見てるので褒めてばかりですが事実良いものばかりなので笑 今週はロロを見に行きます。結構楽しみです。