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ナイロン100℃ 46th SESSION『睾丸』

 

 

東京03に続き初日に東京芸術劇場シアターウエストにて観てきました。ナイロン100℃ 劇団25周年の2本目。1本目は『百年の秘密』、2本目は今公演の『睾丸』。物語の舞台は今から25年前の1993年。主人公たちは昔、学生運動をやっていた。その時代はそのまた25年前の1968年。これは劇団25周年ゆえの時代設定なのか、関連しないとは言い切れません。

 

作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:三宅弘城 みのすけ
新谷真弓 廣川三憲 長田奈麻 喜安浩平 吉増裕士
眼 鏡太郎 皆戸麻衣 菊池明明 森田甘路 大石将弘/
坂井真紀 根本宗子 安井順平 赤堀雅秋

https://natalie.mu/stage/news/290149

 

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以下、感想です。

 

まず率直にとても好みな舞台。時代設定、役者陣、舞台芸術などなどこだわりに満ちた空間をひしひしと感じました。時代は1993年と1968年、どちらも生まれてすらいない時代。1993年はバブルが弾け始めた時代で1968年は学生運動がより盛んになった時代だとパンフレットで背景をなんとなく改めて学びました。役者陣といえば、僕の好きな根本宗子、イキウメの安井順平など客演に加え劇団員の三宅弘城新谷真弓と。小劇場の匂いを感じる、僕にとってとても好みのメンツでした。舞台芸術は客席まで張り出した家の内部のようで1993年に合わせた作り。

タイトルの『睾丸』の要素が散りばめられていて、始まってからみんな牛乳を飲み始めるんですけどこれはあれの比喩でしょう。チン毛の話をしたり、男には金玉がぶら下がってるから泣くなとか。(僕、舞台上のタバコのシーン大好きで。今回2列目だったんですけど目の前で根本宗子がタバコを吸うところがあってめちゃくちゃドキドキしてしまい、後ろで話してたチン毛の話一個も聞こえませんでした。すいません。)あとは25年について話したり、劇団25周年おめでとうと舞台の中で祝っているようなシーンもありました。

爆笑なシーンというよりはくすくす笑うようなシーンがたくさんあり、百年の秘密の時と同じようにヒリヒリと緊張する時間が長く非常に疲れました。笑 うまく言えないんですが停滞しているようでジワジワと様々なことが表でも裏でも進行していて、表現するシーンとしないシーンがうまく合致して物語を構築していく感じ。この役者のこの動きをした理由に合理性がたとえなくても不自然じゃない。うーん、観ないとわからないんだけど動き1つミスると崩れてしまうような緻密な演劇。KERAさんが作る作品は陥没、ワーニャ伯父さん、ちょっとまってください、百年の秘密に続き5作目。(まだまだですが)どれも細かく演出がかかっている印象を受ける。

最後に、これも観た方がいい演劇だと言い切れます。本物です。

 

 

P.S.来週の日曜はつま恋で行われるap bank fes2018に行ってきます。桜井さんに会いに行きます。えーと、去年の8月に会って以来だから約1年ぶりか〜。楽しみだ〜。