野菜を摂りたい

自分の趣味について書きます

KERA・MAP『修道女たち』

 

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観るたびにプロジェクションマッピングでのスタートは格好がいいと思う。加えてマッピング暗転も普通の暗転と違う演出を付けられる。あと、これもいろんなところで言われているけど、爆笑ではなく小さな笑いがところどころあってより不安を煽る。舞台の上に緊張感や不穏な雰囲気を纏わせることが1番上手いと思う。

KERAさんや松尾スズキ(KERAさんはさん付けしたくなるし松尾スズキは呼び捨てしたくなる)を観る理由の一つとしてわからないこと、が挙げられる。自分はまだわからないことだらけだし人生経験もまだまだ。だけど21年生きていてなんとなく社会の仕組みも人生も自分次第だってことはわかってきた。それでもこの2人の舞台はわからないことの方が多いし、これだけ普段演劇を観てるとわからないことへの恐怖みたいなものも生まれてくる。わからないことは怖い、でも観たくなる。それを、舞台の強度を上げることにできる彼らをできる限り観続けていきたい。

 

 

1番印象に残ったところは6人+オーネジーが毒が入っているかもしれない葡萄酒を飲むシーン。多分ラストシーンの1つ前。飲んだ後7人が横並びになってダズネ様に十字を切ったあとパッと、光に包まれて山荘を出る。

その前に音楽が同じところを再生し続ける→不協和音。シスター・ノイの後ろに死神が現れる。

この人たちが死ぬことは不協和音や死神からわかっていた。それでもなお神を信じて葡萄酒を飲む。どこかバズったツイートで見たけど、美しいものは命が終わりそうな時だと言う。まさにもうすぐ死ぬ7人は非常に美しかった。

その後、木になったテオと保安官?ダリフ?の会話が終わり、オーネジーが慌てて山荘に戻ってくる。魂の列車に乗る6人が現れニンニに呼ばれそれについて乗っていくオーネジー。もともとオーネジーは死んでいた?亡霊も目に見えるからそれもおかしくはない。もう1つはオーネジーが死ぬシーンを乗り込むということとイコールにして見せたか。そこからなんでテオは木になったのかとかダリフはなぜ生き返ったのかとかが気になって授業がまともに受けられません。

パンフを読むと『修道女たち』はマジックリアリズムを用いていると書いてあった。(用いているって使い方あってるかわからない) マジックリアリズムとは日常にあるものが日常にないものと融合した作品に対して使われる芸術表現技法。説明を読んで舞台を観て、ああと思った。けれど神って日常にあるけど目には見えないから日常にないって言ってもいいよね?ってことを延々と考えて解決しません。神がいるなら日常に起こった良い出来事も悪い出来事も神のおかげ、神のせいにできるから結局都合良いだけじゃん、と思う。逆に神がいないなら自分で進むしかなくてそれはそれで辛い気がする。多分僕は大まかに言えば芸術を拠り所にしてる節はある。でもそれを細かく見るとももクロだったりするから、現実に存在してるやんってなる。神ってなんだ。

 

P.S.

もう僕の体は根本宗子、ケラリーノ・サンドロヴィッチ松尾スズキ、ロロ、玉田企画、ハイバイでしか満足できなくなっていた....。

再来週BiSH行く。セトリ確認してみたら聴きたい曲全部入ってた。PiB、Nothing、オーケストラ。神セトリやんけ。アユニ・Dかわいいっすよね...。